プロフィール

名古屋第一赤十字病院NICU看護師
岐阜県美濃加茂市役所保健師
2007年11月 赤ちゃんマッサージ教室「balloon」起業
親子の絆づくりをメインとした「インファントマッサージレッスン」を開催

現在は、インファントマッサージレッスンと共に子育て環境や赤ちゃんの身体を整えるベビータッチケアを開催。主に「ダウン症の赤ちゃんなど特別なケアが必要な赤ちゃん」「発達が心配なお子様」へのプライベートレッスンを実施。また「子育て支援の仕事をしている方」の赤ちゃん講座も開催。赤ちゃんから学びを深め「子育ての悩みに寄り添い、お母さんがお家で実践できる育児支援」を社会に向けて働きかける活動を目指しています。

赤ちゃんマッサージ教室を開業したきっかけは、市役所の保健師として勤務していたころ、精神疾患の方に関わる機会がありました。大人になって対人関係のトラブルで仕事が長く続かないなど、社会適応に困難な様子でした。カウンセリングの際に、おおよそ共通しているのが幼少期より母親との関係が希薄であることも要因に含まれてます。

赤ちゃんの頃に、親からの保護、認められ大切に育てられた経験は、親子の信頼関係を確立するとともに、大人になってからの対人関係をスムーズにすることとが結びつくと学会でも証明されています。

「子どもの気持ちを受け止めて触れ合うこと」この経験を赤ちゃんの頃からたくさんしてもらいたい。

この経験こそが、親子の絆=信頼関係をグッと深めてくれます。特別な道具も要らない、触れるという身近な行為は、子どもたちが成長するにつれて必要となる社会の中で生きることをスムーズにしてくれます。親からの触れあいは楽しみ、深みのあるプレゼントになり、子どもにとって最高の宝物となると感じました。思い起こせばこの看護実習時の出来事が、今の私の活動の原点となっていると思います。

大切にされているという安心のもとで、
赤ちゃんは、自らの力を発揮してきます。障がいがある無し関わらず、赤ちゃんの環境と身体を整えていくだけで、その子の持っているものを引き出すことができるのです。「赤ちゃんの可能性に魅了される素晴らしさ」をお母さんやお父さん、子育てにかかわるお仕事をされている方など1人でも多くの方に、広めていきたいです。

また、約20年近く保健師として子育てに関わってきた経験を通して、子育てに悩みや不安を抱くお母さんへの気持ちに寄り添い、今の赤ちゃんやお母さんににとって何が必要なのかを一緒に考え、実際のケア方法についてお伝えしてきました。

赤ちゃんのためにできることがわかると、目の前にいるわが子を育てる自信が増してお母さんの気持ちが変わります。

お母さんの気持ちが変わると、赤ちゃんの身体も変わってくるのです。

そのような赤ちゃんとお母さんにたくさん出会ってきました。

情報や実践方法を伝えるだけではなく、その先にあるお母さんや赤ちゃんが過ごしやすくなるためには何が必要かを常に意識しながら、活動を続けています。